リボルバー/
うずら豆
いくつ扉を開けてきただろうか
苦しかった現実
楽しかった夢
リボルバーのようにくるくる回る
目まぐるしく季節は移ろい
人との距離を拡げてゆく
孤独の中で
恐る恐る扉を開ける
次の扉を開けたら
弾が飛び出すかもしれないから
まるでロシアンルーレットのごとく
リボルバーの何処かに潜む炸裂弾
いつかその時が来るならば
それは明るい月夜の海辺で
誰にも知られず
そっと
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