記憶の個室/
瑠王
角砂糖ひとつ分のダリで歪んだ
そんな私の記憶の個室
父が一杯の水を差し出す
母が一輪の花を差す
それがかつての始まり
最後に望む光景
角砂糖ふたつ分のダリで歪んだ
そんな私の記憶の個室
父が一杯の水を差し出す
母が一輪の花を差す
それがかつての始まり
柔らかい時計
角砂糖みっつ分のダリで歪んだ
そんな私の記憶の個室
父が一杯の水を差し出して
母が一輪の花を差した
それが始まり、記憶の固執
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