夏の夜/
朧月
夜の夏に迷って
昨日の夏をたどった
歩きつかれて座る
椅子は今日もある
太陽は沈んで
君を隠してしまった
星の君は優しくみえる
ほんとの君みたいに
過去にもどされてみたかった
ふりむいていたかった
風におされてふいに
前に進んでいた
踊るように
夜の風ふわりふわり
光りまわる 僕もまわる といいな
夜の夏はいつか
ひやりと肌を冷ます
僕はここにいる
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