record_100718@jisitsu(1).txt/もしゅ
母め締め、八女笹睦め
実殺しあひて、綾なす夕美の仄かなる
ひゅうゆる揺る火、厭いて子ら。
性鳴きの、湯気なす舞に、罅いて子等。
笹女、湯女なつかひ女、さばらなす
九つも、湯女綯い厭いて
掻き乱され、綾夜乱され、簾揺る火に。
砂原なす、掻きゃら女笹塚緋て
榊なめして、油部舐めして
此処のさ夏の、逆剥ぎの
此処を熨す道に綾成せ給ひ。
干割れ給ひて、矢脚奈殺して
子を粉啼き遭いて、子を炉綯いて
姫番いの火仲を、相楽召して、矢疎す。
戻る 編 削 Point(0)