まあるい月/sora-miage
まあるく光る月の夜 あなたの体温思い出すかのように
少しきつめのアルコールで ぼくの身体を軽く火照らす
きらきら輝く月の夜 あなたと初めて会った日を思い出すかのように
少しお高いアルコールで ぼくの鼓動を軽く加速させる
離れてても 好き
傍にいないから 嫌い
揺れる心と比例して
グラスの中のまあるい月も
ゆらゆら ゆらゆら
その姿が無垢な笑顔で笑うあなたのようで
少し
泣いた
まあるく光る月の夜 この酔いが覚めるなと
いるはずのない神様に 弱弱しくつぶやいて
目を瞑り 夢を待つ
あなたに会うために
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