春/夏/モリマサ公
春
いたいくらいしあわせな状態で
激しく花が咲き乱れるつかのまのまんなからへんで
超ざわざわゆれる全部のなかから迷う事無く
きれいなのをみんなえらんではちぎって
えらんではちぎってキレー
投げてわらってきゃー
あはは
こみあげてくる嘘を何度もついて
暗闇とかでひっぱたいたり
かけがいの無いってこーゆーこというんだ
的な時間すごしてる
あたしたちがまぶしーってゆー未来
ってゆー現在をこれか!って思い出して
迷路にしか見えないぐしゃぐしゃの横断歩道を
トレースしてイレースして
かがやく雨粒が矢のごとく全力で語尾上げのセリフごと
とめどなく地面につき刺さっていくので
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