吾子二歳頌 五首/
口菜はたま
後姿すくと少女の背中したあした二歳のきみの髪梳く
生まれて一度も切ったことのない毛先肩を過ぎる誕生月
おめでとうと言えばおめでとうと応える吾子二歳の誕生日
蝋燭吹き消しまた点けて点けてとせがむ吾子或は吾が罰
いつか吾子に似たる誰をか殺めたり蝋燭灯せし後の静けさ
戻る
編
削
Point
(1)