世界の果て/深癒-miyu-
二人で手を繋いで全力で走った
何かに追いかけられてる幻覚に襲われた
後ろを振り向く余裕はなくて
それでも見えない何かに怯えていて
どこに向かって走っているのかわからなくなった
僕たちの目指す場所はいつになれば見えてくる?
息切れ 眩暈 頭痛 吐き気
苦しい 痛い 辛い いやだ
やめて 無理 さよなら
遠くでパレード
華やかな世界の裏側で
僕たちは絶望する
真っ暗な空 星が異常に綺麗で それが怖くて
だけど目をそむけることはできなくて
気がついたら 溢れ出す大粒の涙は まるで
左手が妙に軽い 冷たい 不快な感覚
そこには 白骨と化した 愛しの人
僕はとっくに大切なものを失くしていた
それに気がついたとき ゴールイン
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