love songs/小原あき
 



夕方の雲みたいな花を
君にプレゼントしたかった

夕方の雲は
裏っかわが照らされて
雲が驚いて
頬を染めたみたいな色

見つからないから
あじさいをあげる
空色を映して
少し頬を染めてるから
そんな色、してるから





わたしの足には
きみの手が絡み付いてる
それが根っこみたいに
この世にはりついてる

だから生きてる
だから、わたし
生きてる

わたしの上に
きみの足があって
わたしの手が絡み付いてる

だから生きてる
だから、きみ
生きてる

その根っこみたいなつながり
無くなったら
ふわっといく感じ
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