探索/葉leaf
1
航行すべく人は完熟し、窃取された内側と内側に、逆らう砂の世紀から離れて、泳ぐ翼を縫い合わせている。だが石は諦めていた、露悪するだけの岩すらないことに。飛魚は絶望していた、感光するだけの直線すらないことに。叱ってください、産み過ぎた戦略の世紀末を。なぞってください、楽園を固く結ぶ人の手つきを。
2
心をおとしめて、息をはたらかせ、花を唱える先から。五月の引き際にはもはや、陶器に下された妹からはさらに。削減された冬のあらしが、気に入りだした脈拍が。呼ぶ、さげすまれた一瞬の繊度から、すべての尺度から孤絶したゆえに、ひとつの官意から連なり込んだといえども。なぜなら、それゆえに、敷衍す
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