つばめ/にゃんしー
ばめのようには
空を見上げて くやしそうにして
けれど知ってる それを持ってる
大地の上で 正しく立ってる
空より遠くをじぃと見つめて
光が見えたら 走り出すんだね
がんばってなんか言えなかったよ
がんばらないでも言えなかったよ
ひとつ願った あなたの行方に
冷たい雨が 降らないようにと
泣きたいときには泣いたらいいよ
優しい雨も時にあるから
連れてってなんか言えなかったよ
置いてかないでも言えなかったよ
あなたの小さな瞳に住んでる
明日が必ず今日になるから
行かないでなんか言えなかったよ
ここにいてなんか言えなかったよ
わたしが祈る
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