女の詩/月山一天
 




ハイヒールはきまって
痛く、

ブラはとてつもなく
窮屈で、

顔は化学物質で
かぶれ、

「とにかく男は食べごたえ満点、がっつり和食が好き」
という記事を読みながら、

一つ欠けたネイルを眺めている。

そんな時、


自分の女の部分が死ねば良いと思う。
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