さいわいの眼差し/
佐古
ほんたうなものは
いつも誠実な眼をしてゐるだらう
きみの目のなかの
うらがわにある感情を
ことばにすることなんてできやしないが
くちびるに滲ませる
痛いみたいなやさしさを
ぼくは生涯わすれまい
・
戻る
編
削
Point
(1)