ホーム/小川 葉
 
 
 
あの車窓から
見えているのだろう
二階の窓から電車を見てる
私が景色のように

走り過ぎていったのは
私かもしれなかった
あわてて階段を降りていくと

そこには妻と息子が
私を見送る
ホームがあるのだった
 
 
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