過ぎ行くカラダ/朧月
 
どこへいくとおもう?
この空気
この風

ついてゆきたくて両腕を広げた

空は薄曇に
雲は白に

夏になったとおもう?
この気温
この汗

確かめたくて肌をさらした

生まれたままの自分とは
今 なにが違うの と
手の平で 目の平で
まんべんなく見つめてみれば

かつ とあたった
それは 私の襞の私の時間だった


戻る   Point(2)