闇夜の烏/舞狐
 
みんなが巣へ帰るのを
なんとなく眺める烏

木の枝が
夜露に濡れて
涙の雫をたらしてる


闇に溶けた烏
朝までここに

朝日が烏を
見つけてくれるまで
こうしてこのまま




まるで剥製のように
動かずに


そっとこのままで



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