詩の行くえ/非在の虹
 
……とある蛙氏が、詩の現状と難解ということについて「私論・詩論・試論」という文章で議論している。
ぼくはこの文章の存在を知らず、きのう初めて読んだのだが、それについて思うこともあるから感想文としてこの文章を書いた。
すでに誰かが書いて重複しているかもしれない。

「現代詩」は読み手がいない、といわれる。少ないのならその通りだろう。
もっとも愛好家が少ないというと「現代詩」だけではない。
「現代美術」「現代彫刻」「現代音楽」「現代文学」・・・・。「現代」とつくと、人気は急落である。
詩はコンテンポラリを捨ててみたらどうだ。ただの「詩」でいいではないか。
ホメーロスからボードレール、柿
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