最終列車/翔多
 
闇が光って空気は燃えて
ただれた心は地面を濡らす
その後に残った物は
どす黒い空白感

見慣れぬ美女は醜く踊り 
不快なピエロは微笑を殺し
けたたましいささやきが
耳を刺す

ああ

流れ込む風景は鮮やかな灰色となって
私を飲み込み
混ざってとけあい
また吐き戻されて流れ去って行くのだ


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