U字散漫/六崎杏介
 
木漏れ火に透かして御子もレビ記未胎

太陽の灰よりの胎の遺り火よ

受肉の自由句の慈善く薄朱色

ガレリアの瓦礫が0祈で枯れり「A」

咲日の宙リップの赤目に重く

隣人の臨時寺院のクロスに鴉

酸化した賛美歌群に参加した、F。
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