星の夢のおわりに/
ゆるこ
星の夢のおわりに。
ガラスのなかに
閉じ込められた
本当の笑顔を
見つけたい
空を飛ぶ
あなたの瞬きが
産声をあげながら
朽ちて、いる
それは
幸せを
捧げた瞬間で
あり
指先の奇跡が
生まれた
瞬間でも
あるのだから
振り落とされた
私の
肌が
すこしでも
あなたを
包みたい
星の夢のおわりに
囁きあう
おわかれのことば。
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