大好きな詩人を紹介してみます 「西脇順三郎」/非在の虹
「雨」
南風は柔らかい女神をもたらした
青銅をぬらした 噴水をぬらした
ツバメの羽と黄金の毛をぬらした
潮をぬらし 砂をぬらし 魚をぬらした
静かに寺院と風呂場と劇場をぬらした
この静かな柔らかい女神の行列が
私の舌をぬらした
「雨」という詩です。詩人の名は、西脇順三郎(にしわき じゅんざぶろう)。
西脇順三郎との出会いがどうしても思い出せません。
ただただ、ふっと買ってみただけかもしれないですね。新潮文庫です。
いつ手にいれたのか、思い出せないのですが、中学生か、高校生か・・・・。
自分で表紙絵をかいて、装丁しなおしてあるところをみると、その当時か
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