おんな/ベルヤ
 
無口の君
もったいないぜ時間は戻らない
君はいつも楚々と静かに微笑んで隅っこに坐っているね

僕の気分は
はあほうと真顔で電車に乗り
一応反対方向の電車の窓の仲間達へ手を振ってあげた
重力女はいつのまにか何処かへ消えていた
お化けかよ



汗だくの身体独りシャワー浴び
流れるみずはなめらかで心地いい
花束はキラキラ眩しくそれだけが脳裏に残り
君は眠りに就かせてくれた






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