愛の国境線/藪木二郎
 

 まあ意外と庶民的な言葉使いの
 フニフニなのだった

 フニフニはキャリア女性なんだが
 花と夢
 といった雰囲気も併せ持っていて
 バブルの頃のトレンディ・ドラマ的な
 っていうか
 要するに生活感が希薄な女性で
 まあ
 あれもしないような感じだったんだけど
 トイレには結構入ってて

 三日前の晩
 すぐあとは厭がられるかな
 とか思ってずっと気は使ってたんだけど
 まあ僕のほうは小だったんだけど
 我慢できなくて
 そんでウヒョヒョッ
 っていう初体験をした

 アイドルはあれをしない
 っていうのは
 実を言えばペシミズムなわけで

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