Insane In The Strange Night/寒雪
 


月明かりの差す
白い部屋
ベッドに横たわり
薄笑いを浮かべる
彼女はきちがい
僕が悪いんだ
恋愛製造機で
僕をプレスしようとした
彼女はきちがい
僕が悪いんだ
堪えられないような
腐臭漂う醜い言葉を
腸詰にして
彼女に食べさせた
その味わいに
彼女は気持ちを失った


じっとしていれば
彫像そのもの
口を閉じていれば
僕は
彼女を受け入れたのに
彼女の白い肌に
口づけて
滑らかさを確かめた
ごめんよ
今のきみには
近づけない
気が狂れたまま
彼女は何を思うだろう


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