写生/
小川 葉
あめがふると
くさがはえていた
いのちが
うまれるのは
なぜだろう
あめに
なまえがないのは
なぜだろう
それで
やくにたっている
ここにいることが
わすれられないように
戻る
編
削
Point
(4)