未来都市/
森の猫
あたしは ひとり
故郷には ふつりあいな
未来都市にいた
もう 10年
この未来都市は
発展を止めない
ホテルに泊まるのは
初めて
ラウンジからは
晴れた日には 富士が見える
同時に
派手なイベントが すっかり
定着した つり屋根の光る スタジアムも
あたしは 今では
あまりみなくなった
グレーの公衆電話にカメラを向ける
新緑と大きく目立つオブジェのデッキストリートをまっすぐ 歩く
ジョンとヨーコの
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