そうしつ/
水中原動機
好きな人が好きでいてくれることは
孤独を失うことにつながっていると
そう気がついた今日
外は雨ふりでした
雨の中、小走りにかけてくる
少しふるえてる感じの君に
目を奪われながら
心はどこかをさまよいました
ずっとひとりだと思ってて
それが一種の安心感だったと
そう気がついたけれどそれでも
君を失うことには耐えられないのだろう
僕の手、握った君の手は冷たくて
この手をあたためるのが僕なのだと
そう気がついた今を
僕は失いたくなどないのだから
戻る
編
削
Point
(2)