垂れ流し×20/ぽこぽこへッへ
 
た刃から 桜も散れば 雨も降ったろう

なだらかに 弱るくらげを撫でながら 君の乳房を 思い出してる

ぶつ切りにされたまぐろと 見つめあう それが彼女と気がつくまでは

草叢で 死んでいる人いるならば その草を食む羊になる

七転び八起きしたのになぜだろう ここはベルトコンベアーの上だ

阿武隈に降る、熟された光る水 落ち葉が湿るわけが分かった

丸三日、死ぬことだけを考えた 寝たり起きたりしただけだった

めくらまし かけるかきみは くちびるの ゆれたさきから まぼろしみたく

魔が差して、不意に罪だけ犯したくなる瞬間に、セコムをしたい

7色に光る虹などありゃしない せいぜい3つか4つくらいだ

陽の当たる欲が無いのをいいことにきみであろうとするきみだ、また

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