ink-春/六崎杏介
 
薄雨のガーゼが火傷を冷やシンス
睡蓮ブレンドのハーブティーで
彼岸のスイマーに手を振る、針が降る
天使の腹腔に住う私の腹腔に住う
睡約聖書の祝辞が甘美な唾液を誘う
傘を差そうというベンチの隣人に
咲日のキスを贈る、赤くないリボン
を濡らす 口?空?宙リップの赤が
群生している頭が重くなりchill。
              。
              。
「   A、痛い」      。
             。。。
              。
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