『山と雲と葉と、ぽつん』/Leaf
相変わらず、雪解け水は尖っていて痛いよ
白雲の珈琲ミルクを溶かし入れて
深緑の抹茶スティックかじりながら
水面に揺れる逆さ富士の波紋を
底の方から眺める独りぼっちの和らいだ休息
ぽつん&珈琲ブレイク
忘れ去られた言葉、探す
それがぼくの殺伐たる日課
湖面に浮かんでいるのは明日を紡ぐ窓枠ですか?
湖面を揺らしているのは昨日を嘲る枯草ですか?
なんとも洋々にして混沌
どちらにせよ、境があれば飛び出すけど
解け始めても尚、未だ温もりを知らない
戻る 編 削 Point(1)