博多にて/吉岡ペペロ
 

きのうの自己嫌悪が仕事をしていても
刹那刹那に貼りついていて
ひとにいつもより優しくなれていたんだ

九州一日目の夜ひとにはぐれて屋台でのんでます

きのうの自己嫌悪を受け容れるには
ホテルちかくの名もない屋台で
どこで食べてもおなじような味の
ヤキトリを食べる以外なかったんだ

癒されて暴走して
落ち込んでじぶん探して
こんなとこでバランスとるしか
ぼくにはなかったんだ

ぼくはふざけてもいないし
真剣だし忘れないし
こわいもの知らずだし
思いついたものやわかったところをすぐ言う
そう正義の味方なだけなんだよ

きのうの自己嫌悪が仕事をしていても
刹那刹那に貼りついていて
ひとにいつもより優しくなれていたんだ

九州一日目の夜ひとにはぐれて屋台でのんでます

きのうの自己嫌悪を受け容れるには
ホテルちかくの名もない屋台で
どこで食べてもおなじような味の
ヤキトリを食べる以外なかったんだ
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