朝短歌/柊 みん
 

紫じみて
赤もあり
そんな話を
書きたい寒さ



近ごろの
喫煙増加傾向に
警鐘鳴らせど
止める者無く



朝日見て
キスするなんて
はずかしい
二十歳も過ぎて
まだ言う気なの



十四の
少女が見上げた 朝空を
二十一も
変わらず見る



ぼんやりは
夢の続きか 副作用
薬はとっくに
切れたでしょう



幸せに
寝ていたような気がしてる
ならば涙の
あとは何故なの



二十一
お肌の曲がり角と知る
けれどもわたし
安眠知らず


 
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