金色のドアノブ、誰かがワルツを/瑠王
 
それは黄昏れ時の一室                 夕、だった
蛇と蛇は見留め合い                  からまった
それは黄昏れ時の一室                 ふたり の
ドアノブは金色の                   はずだった


うわの空の応えはどれも同じ              うん、だった
本当にききたいことなど何もなかった          さむかった
ドアノブは金色のはずだった              こころ
でもわたし達は鍵を持っていなかったから        こわばった


屈折した心は暗闇で尚、映える         
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