寒い夜 窓際のベッド/
YuLia
雨の日の朝 台所で
僕は君の“おはよう”を待つ
きっとまだ起きないだろうけれど
一人の昼 一人の部屋で
僕は君を想いながら本を読む
儚い恋の終わりと重ならないように祈りながら
寒い夜 窓際のベッドで
僕は君の髪を撫でる
隙間風を背中に受け止めながら
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