両親へ/朧月
生まれた日から 疑問符と一緒でした
母の心に マイナスな思い出をうえつけた日でした
私のことが いらなかったのではないと
望んでたと きいたことはないけど
それすらも 確かめないで生きてきました今日まで
母がいて 父がいて
そんな毎日もありました
風ふいて 太陽があって
そんな毎日ばかりでした
なぜ夢は毎晩みるのですか
なぜ恋をしないといけませんか
歩いてるこの足の裏に
こびりついてるだれかの嘘が
なぜ信じないといけませんか
なぜ裏切ってはいけませんか
父に似ていて 母に似ていて
それが重要ですか 証明ですか
歩いてるこの膝小僧に
忍び寄
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