見えないリズム/信天翁
 
           リビングの窓から
        なにげなく庭をながめる
     北風は相変わらずしつっこいが
もくれんのつぼみは寒冷に耐え奏でている
       四次元のみえないリズムを

          欠落の身ともなれば
            まさしくそれは
   「生」に対するひとつの教えである
               と同時に
「死」に対してもなによりの慰めでもある
       四次元の見えないリズムは
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