詩集評 国道四号線のブルース 構造 1000番出版555シリーズ /リーフレイン
国道四号線のブルース 作者 構造 1000番出版555シリーズ
作者の構造氏は1977年に生まれた。(と、後書きに書いてある)作品のほとんどは学生時代から2008年あたりにかけて書かれたものなのだが、彼はその当時も今も就職氷河期の真っ只中で翻弄されている。彼の詩は、現代の男の詩なのだと思う。 2ch詩板の住人として彼と話を交わし始めたのは2005年で、彼は大学の最終学年で求職中だった。やや やけっぱちだが、よくいる普通の学生さんだった。就職氷河期の真っ只中で、地方の中堅大学だった彼の大学へは、ひとつ上のランクの大学から学生たちが求職情報を漁りにきていたそうだ。 2007年の彼はフ
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