豆電球/
こころゆくまま
オレンジいろの豆電球
消さない理由は怖いから。
真っ暗にした途端
たくさんの目が
四方八方近づいて
わたしの醜いこころを
ギロギロ
睨み付ける。
家族と一緒に寝ていても
いくつになっても変わらない。
ごめんなさい
ごめんなさいと
いくら唱えても消えない
そのたくさんの目は
豆電球の
確実なオレンジで
薄らいで
消える
本当はただの
現実逃避なのかもしれない。
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