部活/ありす
吹奏楽
年が経つにつれて
休みがなくなりハードになってゆく毎日に
苛立ちを感じ始めるようになった
テスト期間だから勉強をしようと
部活を休むと
翌日、当然のように顧問に怒られた
「勉強なんかで休むもんがおるか!」
「お前みたいな奴がみんなに迷惑かけるんだ!」
「部活をしながらでも勉強するのくらい当たり前だろうが!」
「えっ?! どうなんや」
バスケットボールに拳をぶつけていたら涙が溢れてきた
始めは
「こんななかで死ねたら幸せだろうな」
そう思ってたけど・・・。
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