かげ/こころゆくまま
 
ねぇ、
あなたは
わたしを思い出すこと
あるのかしら


朝露に濡れる葉をみたとき

春の匂いがするお昼

真っ青な空に浮かぶひとつの小さな雲をみたとき

茜色のまぶしい夕日

ぽかりとうかぶお月様をみたとき


こんなとき
あんな風景

思い出してくれたりするのかな


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