創書日和【祝】祝詞/大村 浩一
 
神の言葉を携えた君は
膝のうえで不意に
遠くを見ながら喃語で話し始めた
何かを祝ぐための言葉
私が話せなくなった言葉

未来の君は
私の命日を知っているはずだ
判るなら教えてほしい
その日付を
その日の空模様を


2010/2/28
大村浩一
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