錯綜/
寒雪
中にはおまえの肉体ではなく
おまえの滴る鮮血
何がオレにとって本物なのか
猫の首を折ってみる
鈍い音がオレに与える
認識された現実
だが
それさえも本物なのか
確かめる術もない
折れた首さえもまやかしなのか
望んでいるのは
本当はおまえではない
おまえなぞ
オレは決して愛しはしない
殺戮のために
時計台の鐘は鳴る
混沌した視界
薄れゆく意識
ここで、オレの記憶は途切れる
いい子にしてれば天国に行ける!!
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