スコール/
やや
してしまえればいいと思った
それほど強い光があれば
君の闇だって更に色濃くできる
原色が足りない
ガラス越しの色しか知らない
白も黒も混じってただのグレイになってる
血は何度流しても淡い朱色で
言葉もいつだって何かにつけて包まれている
私には掲げる言葉がない
ぼとり、ボトリ零す
君のためにある言葉だけがここにはある
ひゅんひゅん と飛んでは
しとしと と君を濡らす
私は君に傘をあげよう
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