生きる/攝津正
自分の寝床で寝るのでなければ我慢ならぬ性分である。旅慣れてはいない。だとすれば、ツアー続きのミュージシャンは無理だ。
コンサートからドロップアウトしたグレン・グールドのような生き方もある訳だが。どうなのだろうか。
A Sign of the Timesが終ったので『ザ・リターン・オブ・タル・ファーロウ』を聴く。タル・ファーロウは好きなギタリストである。他にも、ウェス・モンゴメリーやハーブ・エリス、ジョー・パス等好きなギタリストは多いのだが。攝津は渋い音楽を聴きたい時好んでギターのアルバムを掛けた。落ち着く。
それにしても二時に目覚めてしまっては、労働に差し支える恐れがある。どうした
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