アヴェ・マリア/乱太郎
 
午前一時七分

   ごらん
   粉雪が降っているよ
   まるで天使の羽が舞っているように
   今は
   僕らだけの窓辺
   君と一緒に過ごしたクリスマス
   最初の告白


午前七時四十五分

   起きたかな
   君は低血圧でいつも朝は苦手
   今朝は僕が顔を拭いてあげよう
   フェミニンピンクの口紅
   君のお気に入り
   君と一緒にドライブした休日
   化粧も濃い目に


午後十二時二十二分

   眩しいね
   太陽が覗いている
   白い肌を撫でるように
   出不精の君は
   よく昼下がりに読書を

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