一線の音/朧月
 
音が無いのならば創ればよかろうと
できた文字を束ねて音を組み立てた

私は音に勝つのだ

熱さえも生まれるほどの熱意をもって
ひびけ ひびけ 私の文字よ

りんと 鳴った ぐわわわわわ おうん と 鳴った
そら みてみろ この音を
数を 光を

黒であって 黒でないそれは
白か黒 だけでなく グレーだってあるのだと
人間の曖昧さそのものの色分け

線と線 点と点 丸と丸
それだけで創ろう 音の洪水を

いろいろな人よ 見えない人の音とはなりうらないとして
永遠に残るこれらを よそ人に託すことで 音になりはしないか

消えない 消えることの無い 音
それを創ることができる
私たちの このカラダ どこを使っても
それは 出来るというのだ


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