足跡/
ありす
積もった雪に小さな足跡
「犬かなぁ? 猫かなぁ?」
そんなものを見つけると
跡を辿ってみようというのが私の癖
靴に雪がまとわりついて
凍えそうな寒さだけど
とにかく歩いた
顔を上げてみると
遠くまで続いている小さなくぼみ
長いなぁ。
をしてやっと気付いた
「あ、この足跡どっちの方向に進んでったんだろう」
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