僕の罪は僕の胸に/朧月
 
君がはらはらと はらはらと泣くから
僕はただ おろおろと おろおろとするしかない

君がほろほろと ほろほろとこぼす涙に
僕はただ ふわふわと ふわふわと夢ごこち

あやまったってゆるされない
君につけた傷は 消えることなく
君のページに残る

僕らが出合ったことがもう
罪であったとしても 二度と
かえる道を歩けない

ふたりでいても ひとりでいても
さみしいのなら 手をつないでて
泣いてることにかわりないなら
僕の胸で泣いて ほしいんだ

君のさみしさが僕の胸を
どれだけ苦しめてもかまわない
もう君をひとりにできないと
いいながら 僕はひとりじゃいられない

僕は僕のために君がほしい
君を泣かさないためなんかじゃなく
僕は僕のために君がほしい
君が僕のことで泣きやまなくても


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