今日もきみにたべられたい/あぐり
 
てもだきしめても溶けないのは
わたしの手が冷たいからなの
ねぇ
左目が熱で濡れてる
きみの瞳はもう溶けてる

(そののどにかみついたら きみのこえがくちにあふれた)

たべられたい
たべられたい
きみのなかならわたしはもうかたちがない
かみくだかれてなくなるのは
くだらないわたしの淋しがる背骨
きみにかまれた痛みはずっと
じんじんとわたしにきょうだって
ひとりでいきてることを感じさせてる





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