DNA/夏川ゆう
 
錆び付いた螺旋階段のぽるときDNAを踏みつける気分

数えても数えきれない瀬戸の島散りばめられた貼り絵の世界

二人には二人だけの道がある二人の世界二人が作る

寂しさを抱える心重くなる湿気を含む梅雨空の午後

花咲いて枯れて落ちゆく日々の中人の命も同じ道ゆく

微妙にも人の心は揺れ動く微風に揺れる国旗のように

ゆっくりと燃ゆる炎は赤くなり夕陽と同じ色と会話す

コンビニの明りに勇気貰えたらアルバイトする君に告白
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